日本のHSBCプレミアサービスが休止

皆さんこんにちは。

最近仕事の上で日本語教師や、プロの翻訳者を探すことが多くなりました。これは主に日本の企業の国際化が進んでいる一方、急な国際化が迫られた企業の側は、必要なサービスや人材をどこで見つけて良いのかわからない、というギャップにあります。

日本語教師や翻訳者の募集等に関する情報はそれぞれ以下のFacebookページで流しますので、興味のある方はご利用ください。日本語教師は場所を選びますが、翻訳者はインターネットがあればどこでもできます。ただしこれは無論日本語教師の仕事や翻訳業務を保証するものではありません。

日本語教師や翻訳者を探されている方もご利用していただいて構いません。利用はオープンです。

Facebookを利用するのは、実名主義でプロフィールがある程度わかる一方、当方で個人情報を管理しなくても良いためです。

日本語教師

翻訳者

■ 日本のHSBCプレミアサービスが休止

以前このメルマガでもお勧めしたことがあったかもしれませんが、HSBCグループの日本でのサービス、HSBCプレミアサービスが中止となるそうです。

海外と行ったり来たりが多い人には海外に強い銀行が便利で、何かと金融不祥事が多いシティバンクの代わりにもHSBCが良いかと思っていたのですが。

「全世界におけるHSBCグループならびに香港上海銀行の事業再編の一環として」とありますが、要は日本のHSBCプレミアサービスが利益を出せなかったのでしょうね。

店舗に行くと非常に良いサービスですが、担当のリレーションシップマネージャーは頻繁に入れ替わっていました。付帯するクレジットカードのサービスも中途半端。店舗の数も少ないですし、インターネットで取引ができるとは言え、ログインするのにワンタイムパスワード発生装置が必要ですから、外出先からは使い勝手が悪いです。

こうしたことから、「口座は開設したものの、思ったより使えないなあ」とは思っていました。

HSBCとしては、ファンドとか特殊な外貨預金とかで手数料を稼ぎたかったのでしょうけど、そのためになら、別にHSBCに新たな口座を開く必要もないですからねえ。他の利用者の方のことはわかりませんが、僕自身は「余計な金融商品ばかり勧められて、HSBCに期待していたサービスが得られていない」と感じていました。

海外ではクレジットカードのキャッシングがお得

以前から気になっていたことを、オーストラリアで試してみました。

それは、「海外ではATMを使って日本国内の講座の預金をおろすよりも、クレジットカードのキャッシング機能を使う方が得」という説です。

同じ日に連続してシティバンクのキャッシュカードと、楽天のクレジットカード(私が使っているのは楽天プレミアムカード)で、オーストラリア国内の同じATMを使って、20豪ドルずつをおろしてみました。ちなみに楽天カードはVISAのサービスを使っていますから、他のVISA系カードを使っても交換レートは同じはずです。

その結果、

シティバンク 1,777円(1ドルあたり88.85円)
楽天カード  1,664円(1ドルあたり83.20円)

かなりの差が付いて、楽天カードでのキャッシングの方が交換レートが良いことがわかります。これは、キャッシングの場合、為替手数料が請求されずに、銀行間の交換レートがそのまま適用になるためだと思われます。一方銀行のATMカードで現地通貨を引き出す場合、現金を交換する時と同様の交換レートに加え、VISAの手数料がかかると考えられます。

キャッシングの場合、もちろん利子を払わなければなりませんが、その利率は年18.00%。リボルビングにせず、次回の請求で一括支払うと、1,664円のキャッシングに対して利子は44円。利子を加算した金額を比べると以下になります。

シティバンク 1,777円
楽天カード  1,708円

つまり、クレジットカードを使ったキャッシングの方が、利子を払っても4%あまりお得、という結果になりました。

空港の両替所や銀行で現金を交換しても、通常数%の手数料がとられますから、多分、旅行先に着いてからATMでクレジットカードをキャッシング。利子を払う方が一番有利、ということが言えるかと思います。

ただし、海外の場合、ATMによってはATM使用料が請求される場合がありますから要注意。オーストラリア国内で数ヵ所で試してみましたが、銀行以外のATMは使用料が請求され、その額は1回につき2ドルから3ドル。

海外のATMでは日本のATMのように一回に100万円とかおろせず、オーストラリアではせいぜいが100ドル程度ですから、2ドルずつ手数料がかかるATMでキャッシングしたのでは大損になってしまいます。

シティバンクのATMや現地の大手銀行にあるATMを使えばATM使用手数料がとられる可能性は低くなると思います。

銀聯カード(ぎんれんカード) デビットカード

中国本土や香港、マカオに旅行する時に便利なデビットカードが出ました。イギリスに本社を置く「アクセス・プリペイド・ワールドワイド」が運営するキャッシュパスポートというサービスが、中国国内で圧倒的なネットワークを持つ銀聯カードのデビットカードを発行しています。

このデビットカードは、中国国内の銀聯カードのATMで現金を引き出すことができるほか、銀聯カードの表示がある商店やレストランなどでの支払いにも使用することができます。

キャッシュパスポートの銀聯カードのデビットカードはプリペイド式で、自分の銀行口座やクレジットカードとは一切リンクがありません。つまり、あらかじめ払い込んだ金額(2万円から100万円)の範囲しか使えない代わりに、紛失や盗難、その他の被害にあった場合でも、被害額はその範囲に限定される、ということになります。一方三菱UFJニコスが発行する銀聯カードなどは、手持ちのクレジットカードと連動しています。

中国でプリペイド式の銀聯カードを使うメリットの一つは、何といっても安全性です。クレジットカードと同様に支払いにも使えますから、商店で現金を使い、お釣りに偽札を掴まされる、という危険も防ぐことができます。また、クレジットカード情報を盗まれたり、と言った心配もありません。

詐欺や盗難のリスクが高い中国旅行に力を発揮するカードと言えます。クレジットカードではありませんから、カードを作る時にも本人確認だけで、審査はありません。キャッシュをあらかじめ入れないと使えませんから、当たり前ですけど。

銀聯カードの為替手数料は4%で、市中銀行などで元に交換するよりも手数料は低くなっています。その一方で12ヶ月間利用しないと月間管理手数料が100円かかりますし、決算手数料が500円かかりますから、あまりに少額の使用予定しかない場合には、あまり向かないかもしれません。

また、JALのマイレージと提携していますが、初回のみマイル登録手数料として2100円かかりますから、まあ、あくまでおまけと考えておく方が良いかと思います。

銀聯カードの詳細・申し込みはこちら

あれ?キャッシングができない?

現在家族でオーストラリアのケアンズに来ています。日本を出国する前にオーストラリア$500くらいは両替してきていたのですが、手持ちのドルも少なくなって来ました。クレジットカードがあちらこちらで使えるので、高額のキャッシュを持つ必要はありませんが、外で買い食いしたりしていると少しずつキャッシュが減ります。

そこで街に出たついでに銀行のATMで楽天プレミアムカードを使ってキャッシングしようとすると…「お取り扱いできません。」

え?利用限度額まで使っているわけでもないのになぜ?

なぜキャッシングを使うかと言うと、キャッシングにして利子を払う方が、デビットカードなどで直接現金を引き出す時の為替手数料より安い、という説があるからです。

でもなぜ楽天プレミアムカードでキャッシングができないの?帰ってWEBで楽天プレミアムカードのアカウントに入って見てみると、キャッシングの限度額が0円。そりゃキャッシングできないはずですが、なぜ?

良く調べると、年収とか、追加の情報を登録しないとキャッシング機能が使えないのでした。今までキャッシングなんて使ったことがなかったので調べたこともなかったのです。だってクレジット会社からは「キャッシングを使え」みたいな広告が良く送られてきますから、てっきり黙っていもキャッシングは使えると思いこんでいたのです。

ちなみに楽天プレミアムカードにしている理由はプライオリティパスが使えるからです。でも、先日使った関西国際空港のラウンジは深夜便のため既に閉まっていて使えなかったのですが…