郵便局の年賀状印刷

海外にいて「さて年賀状はどうしよう?」と考えられている方もいらっしゃるかと思います。僕自身は海外赴任中は、ごく親しい人にクリスマスカードを出しましたが、年賀状は一切出さず、随分友達を失ってしまいました…。

そこで紹介するのが郵便局の年賀状印刷サービス。規定のデザインも、自分で作ったデザインや写真でも年賀状を作ることができます。

さらにオプションのサービスとして、宛名印刷もできます。以前からWEB上で年賀はがきを印刷してもらえるサービスはいくつもあったのですが、その頃利用しなかったのは、宛名印刷ができなかったからでした。

ところが今や、郵便局のサービスで宛名印刷が使える!ただし、一部のデザインや用紙タイプでは宛名印刷に対応していないそうなのでご注意。

また、宛名印刷した年賀はがきをそのまま投函してもらえるのか、それとも指定の住所にまとめて送られるのか、その辺が説明を読んでもわかりませんでした。

でも、宛名印刷までされているのであれば、実家とか友人宅に送って投函だけしてもらえば良いはず。

セブン銀行の海外送金サービス ウェスタンユニオンと提携

セブンイレブンにATMを置くセブン銀行が海外送金サービスを始めました。セブン銀行が送金サービス大手のウェスタンユニオンと提携したもの。セブンイレブンのATMから海外送金ができるという手軽さ。

ただし、あらかじめセブン銀行に口座を開いて、かつ、海外送金サービス契約を申し込む必要があります。送金するお金はあらかじめセブン銀行の口座に入金しておく必要もあります。セブンイレブンのATMへ行ってそのまま送れる、というわけではありません。

送金はセブン銀行のATMあるいはインターネットバンキングで可能です。

海外の送金先は一般の市中銀行ではなく、ウェスタンユニオンの提携する受け取り拠点となります。受け取りが可能なところの一覧はウェスタンユニオンのホームページで調べることができます。

「海外赴任ガイド」及び「到着から帰国まで」2011年版iPhone、iPad用に発売

特に海外へ赴任される方から長年の支持を集めている参考書、「海外赴任ガイド」及び「到着から帰国まで」の2011年度版が、iPhone、iPod Touch、iPad 用のbookとして発売されました。値段は各800円です。

海外赴任ガイド2011年度版

到着から帰国まで2011年度版

海外赴任前の自家用車の査定と売却

海外赴任が決まると、人によっては今乗っている自家用車の処分を検討するかと思います。でも、できればぎりぎりまで車を使いたいでしょうし、場合によっては自家用車に乗って海外に出発する空港まで行きたいと思うかもしれません。

そのようなわがまま?を聞いてくれる中古車の引き取りサービスは、調べた限り株式会社JCMだけでした。この会社は名古屋にベースを置くようですが、海外赴任者の車の買い取りを熱心に行っています。

事前に査定を受け、打ち合わせをしておけば、関空や中部国際空港、羽田、成田などの主だった空港まで自分の車に荷物を積んで出かけ、空港で車を引き渡す、というサービスを行っています。

空港渡し、と言っても実際には、空港近くの指定の民間駐車場に車を入れ、空港までは各駐車場がおくってくれる、という仕組みのようです。

このサービスの担当者の方が偶然僕と同じ愛知県一宮市の出身で、時々僕の会社の事務所にも顔を出されるので宣伝するわけではないですが、良いサービスだと思います。僕自身は海外で車を3回購入しましたが、日本では現在乗っている車が初めて。ですから、このサービスを利用したことはありません。

話を聞いてみると、中古車市場もかなり変動が大きいようで、国内の中古車市場だけでなく、海外の中古車市場や、各国の輸入規制などにも大きな影響を受けるとか。

海外ではクレジットカードのキャッシングがお得

以前から気になっていたことを、オーストラリアで試してみました。

それは、「海外ではATMを使って日本国内の講座の預金をおろすよりも、クレジットカードのキャッシング機能を使う方が得」という説です。

同じ日に連続してシティバンクのキャッシュカードと、楽天のクレジットカード(私が使っているのは楽天プレミアムカード)で、オーストラリア国内の同じATMを使って、20豪ドルずつをおろしてみました。ちなみに楽天カードはVISAのサービスを使っていますから、他のVISA系カードを使っても交換レートは同じはずです。

その結果、

シティバンク 1,777円(1ドルあたり88.85円)
楽天カード  1,664円(1ドルあたり83.20円)

かなりの差が付いて、楽天カードでのキャッシングの方が交換レートが良いことがわかります。これは、キャッシングの場合、為替手数料が請求されずに、銀行間の交換レートがそのまま適用になるためだと思われます。一方銀行のATMカードで現地通貨を引き出す場合、現金を交換する時と同様の交換レートに加え、VISAの手数料がかかると考えられます。

キャッシングの場合、もちろん利子を払わなければなりませんが、その利率は年18.00%。リボルビングにせず、次回の請求で一括支払うと、1,664円のキャッシングに対して利子は44円。利子を加算した金額を比べると以下になります。

シティバンク 1,777円
楽天カード  1,708円

つまり、クレジットカードを使ったキャッシングの方が、利子を払っても4%あまりお得、という結果になりました。

空港の両替所や銀行で現金を交換しても、通常数%の手数料がとられますから、多分、旅行先に着いてからATMでクレジットカードをキャッシング。利子を払う方が一番有利、ということが言えるかと思います。

ただし、海外の場合、ATMによってはATM使用料が請求される場合がありますから要注意。オーストラリア国内で数ヵ所で試してみましたが、銀行以外のATMは使用料が請求され、その額は1回につき2ドルから3ドル。

海外のATMでは日本のATMのように一回に100万円とかおろせず、オーストラリアではせいぜいが100ドル程度ですから、2ドルずつ手数料がかかるATMでキャッシングしたのでは大損になってしまいます。

シティバンクのATMや現地の大手銀行にあるATMを使えばATM使用手数料がとられる可能性は低くなると思います。

銀聯カード(ぎんれんカード) デビットカード

中国本土や香港、マカオに旅行する時に便利なデビットカードが出ました。イギリスに本社を置く「アクセス・プリペイド・ワールドワイド」が運営するキャッシュパスポートというサービスが、中国国内で圧倒的なネットワークを持つ銀聯カードのデビットカードを発行しています。

このデビットカードは、中国国内の銀聯カードのATMで現金を引き出すことができるほか、銀聯カードの表示がある商店やレストランなどでの支払いにも使用することができます。

キャッシュパスポートの銀聯カードのデビットカードはプリペイド式で、自分の銀行口座やクレジットカードとは一切リンクがありません。つまり、あらかじめ払い込んだ金額(2万円から100万円)の範囲しか使えない代わりに、紛失や盗難、その他の被害にあった場合でも、被害額はその範囲に限定される、ということになります。一方三菱UFJニコスが発行する銀聯カードなどは、手持ちのクレジットカードと連動しています。

中国でプリペイド式の銀聯カードを使うメリットの一つは、何といっても安全性です。クレジットカードと同様に支払いにも使えますから、商店で現金を使い、お釣りに偽札を掴まされる、という危険も防ぐことができます。また、クレジットカード情報を盗まれたり、と言った心配もありません。

詐欺や盗難のリスクが高い中国旅行に力を発揮するカードと言えます。クレジットカードではありませんから、カードを作る時にも本人確認だけで、審査はありません。キャッシュをあらかじめ入れないと使えませんから、当たり前ですけど。

銀聯カードの為替手数料は4%で、市中銀行などで元に交換するよりも手数料は低くなっています。その一方で12ヶ月間利用しないと月間管理手数料が100円かかりますし、決算手数料が500円かかりますから、あまりに少額の使用予定しかない場合には、あまり向かないかもしれません。

また、JALのマイレージと提携していますが、初回のみマイル登録手数料として2100円かかりますから、まあ、あくまでおまけと考えておく方が良いかと思います。

銀聯カードの詳細・申し込みはこちら

あれ?キャッシングができない?

現在家族でオーストラリアのケアンズに来ています。日本を出国する前にオーストラリア$500くらいは両替してきていたのですが、手持ちのドルも少なくなって来ました。クレジットカードがあちらこちらで使えるので、高額のキャッシュを持つ必要はありませんが、外で買い食いしたりしていると少しずつキャッシュが減ります。

そこで街に出たついでに銀行のATMで楽天プレミアムカードを使ってキャッシングしようとすると…「お取り扱いできません。」

え?利用限度額まで使っているわけでもないのになぜ?

なぜキャッシングを使うかと言うと、キャッシングにして利子を払う方が、デビットカードなどで直接現金を引き出す時の為替手数料より安い、という説があるからです。

でもなぜ楽天プレミアムカードでキャッシングができないの?帰ってWEBで楽天プレミアムカードのアカウントに入って見てみると、キャッシングの限度額が0円。そりゃキャッシングできないはずですが、なぜ?

良く調べると、年収とか、追加の情報を登録しないとキャッシング機能が使えないのでした。今までキャッシングなんて使ったことがなかったので調べたこともなかったのです。だってクレジット会社からは「キャッシングを使え」みたいな広告が良く送られてきますから、てっきり黙っていもキャッシングは使えると思いこんでいたのです。

ちなみに楽天プレミアムカードにしている理由はプライオリティパスが使えるからです。でも、先日使った関西国際空港のラウンジは深夜便のため既に閉まっていて使えなかったのですが…

eFaxで海外にFAX番号を持つ

私が以前利用していたeFAXというサービス。当時は利用は無料である代わりに広告が送信されてくる、というものでした。今回eFaxが日本でサービスを開始したのでチェックしてみると、利用は有料になっていましたが、海外居住者には便利な機能が。

それはまずFAXの送受信をメールで行うことができること。移動が多ければFAXの利用は通常困難ですが、送受信がメールで行えるのであれば、インターネットに繋げる環境さえあれば、FAXの送受信ができる、ということ。

そしてeFAXの場合、海外にFAX番号を持つことができる、という強みもあります。複数のFAX番号が持てるそうですが、もしそうなら追加料金がかかるのかどうかは情報がありません。特定の国の人とのFAX送受信が多いのであれば、その国のFAX番号を取得できれば、国際電話をかけてFAXを送る必要はありませんので、経費の節約になります。

既にFAX番号がある場合には、既存のFAX番号をeFAXに移せるわけではないのでさほど勧められませんが、新たにFAX番号をとり、FAX機を購入する、というのであれば、思い切ってeFAXを使う方が、月額利用料を考えても得な気がします。

メールに添付されたファイルでFAXを受信するということは、不要なFAXが送られてきても紙やトナーを無駄にせずに削除できる、ということです。eFAXちょっと検討したいと思っています。

自宅テレビの映像を海外でも見られる「VULKANO FLOW」が発売

海外に出ている人が良く思うのが「日本のテレビ番組が見たい!」

以前に比べれば衛星放送などで日本の番組が見られる範囲は広がっているとはいえ、日常的にやっている民法の地上波(いや地上デジタル波か)を海外で視聴するのは困難。

以前、インターネットを通してテレビの信号を転送する装置を提供するサービスもありましたが、ことごとく通信法違反で摘発されてしまいました。

VULKANO FLOWは、自宅のテレビに設置してLANとインターネット経由でテレビ視聴ができる装置(ストリーミングテレビアダプター)です。自宅とか親せきのお宅とかに設置してもらえば、海外で視聴しても違法性はないはず。

JTB海外送金サービス Money T

JTB海外送金サービス

旅行会社大手のJTBが海外送金サービスの JTB海外送金サービス Money T を開始しました。

仕組みは簡単で、日本国内の専用口座に送金したい金額を振り込んでおけば、海外のATMから現地通貨で引き出せます。口座に入れられる上限額は30万円までですから、高額の送金には向いていません。

送金手数料は、振込額の2%で、最大が2000円です。これ以外にサービス利用料として年会費1050円がかかりますが、最大の30万円を毎月送金する場合で、手数料と年会費とで月あたり約2100円程度になります。市中銀行間の送金だと、1回ごとに4000円とかの手数料を取られますから、割安です。(なお、入会金もかかります)

ただ逆に言えば、海外送金専用のサービスですから、シティバンク銀行やHSBC銀行など、通常の銀行キャッシュカードが海外のATMで使える口座を開いているのであれば、JTBの海外送金サービスを利用するメリットはあまりありません。