外貨預金の為替レートは記録しよう

現在日本は確定申告の時期。私は先日インターネット上での確定申告を済ませました。これは、申告そのものは書類を提出しなくて良いので便利なのですが、事前の準備や複数のID、パスワードなどの管理が大変。年に一回ですから、忘れてしまうんですよ。

私は昨年、まだ円安が進まない時に、長い間ドル預金に入れてあったものを、円に移して引き出しました。海外勤務を終えた時に海外の銀行で受け取っていた給与の残りを日本の銀行に移したもの。

その当時、1ドルは100円くらいだったので、昨年円に戻した時には為替差損が発生しています。この為替差損は、実は確定申告すれば、雑収入(原稿料とか)と相殺ができるのですが、困ったのが、随分前のことですから、正確にいつ日本の銀行口座へ入れて、当時の為替レートが正確にいくらだったか、という点。

オンラインバンキングにログインしても、そんな昔のデータはもう残っていませんし、当時銀行から毎月送られてきていた資料も、そんな昔のものは保管してありませんでした。

でも、結果からしてこれは大失敗。資料が無いので、為替差損を申告することも断念せざるをえませんでした。

円預金なら利子課税で税関係は完結しますが、外貨預金の場合は為替差益・差損が申告の対象になりますから、記録をずっと保管しておかないと、損をしてしまうこともあると悟った次第。